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千両さんちの井戸の底

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ただありがとうって

ちょっとだけ落ち着いてきたので今の気持ちを忘れないうちに。
朝青龍と4日からのわたしの話。

その日は原稿を受け取ってまとめて印刷所に持っていくために出かけていた。午後に入稿を終えて「自由だー!」と思って携帯を見て、そこで知った。
突然すぎてなんだかわからなくって、よくそのまま普通に歩いていたものだと今になって感心する。帰りの電車でなにを考えていたかはよく覚えてない。ただ何度も何度も泣きそうになってこらえるのに必死だった。
朝青龍のストラップを見たくなくってケータイはかばんにしまったまま。部屋に帰って写真入りのファイルを隠し、手形をしまい、番付表と大相撲カレンダーを裏返した。相撲のものありすぎるだろ・・・わたしの部屋・・・。
服を脱ぎ散らかして大泣きしながら不貞寝。こんなに泣いたの久しぶりだー・・とか思いながら。
でもやっぱり朝青龍の顔が見たくて夜に起きだし、深夜までニュースのはしご。会見を何回も何回も見て、泣いて、白鵬が泣いてるのを見て、また泣いて。ちょっと落ちついてきたかと思ったらとある番組が1月千秋楽のインタビューで「大阪で会いましょう」とか言ってるの流すし、それでまた泣いた。
5日になって部屋をもとに戻した。でもなんにもする気が起きなくて、できるような状態でもなくて、またニュースのはしご。前の夜とは違ってもう冷静になっている自分がちょっと悔しかったり、でもやっぱりまた泣いたり。

引退っていう2文字を聞いたときから何度も何度も思ったのは、もう場所の土俵に上がる朝青龍が見られないんだってこと。朝青龍の本気の相撲が見られないんだってこと。
暴行の件で引退する、ということは確かに頭のどこかにはあった。でも今回のことはちょっと突然すぎた。わかっていたって信じたくないという気持ちもあった。なんだか世界中から嘘をつかれているようなそんな感じ。
でもいろいろ考えた。

今回のことで朝青龍が悪くなかったはずもないし、引退という結果も間違ってないと思う。でも残念じゃないといえば嘘になるし、寂しくないといえば大嘘になる。
わたしは丸4年前に父が珍しく見ていたから初めて真剣に大相撲を見た。そのときに速くて強い朝青龍の取り組みにひきつけられて「あー相撲ってこんなに面白いんだ」ってそう思ってどんどん相撲が好きになった。
今、好きな力士がいて好きじゃない力士がいて、期待して応援してわくわくはらはらして、場所中の日に急いで帰ったり国技館に行ったり、1番に一喜一憂して拍手して、大相撲を大好きなこの気持ちも朝青龍という力士がいなかったら全部なかったんじゃないかって思う。
さよならとかお疲れ様とか、そんなことは絶対に言いたくない。でもただ朝青龍にありがとうって伝えたい。
朝青龍が大相撲という世界を教えてくれたから、朝青龍が大相撲の楽しさを教えてくれたから、朝青龍が大好きだから。だからありがとう。ありがとう。何回言ったって足りない。そのぐらい感謝してる。本当にありがとう。

朝青龍が教えてくれた大相撲の面白さを他の人にも伝えたいって強く思った。
わたしはこれからも大相撲が好きだし、国技館にも通うし、あーだこーだ言うけどでも心にちょっと穴が開いてる。そこを埋めるのは一体誰かなぁ。

むろん、親方と相撲協会に責任がないわけはないと思っている。朝青龍の引退を今後に是非生かしていただきたい。
きっとまた何度も泣くけど、とりあえず今は引退相撲のチケットをどうやって手に入れるかを考えなければ・・・!とかいつもの調子で考えてるのでまぁ大丈夫?かな?


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